人材派遣の仕事応募をすると派遣登録説明会に参加くださいと案内されます。派遣登録説明会では一体何を説明するのかわからないですよね。 登録会で行うことは至って簡単です。自己紹介と適性テストを受けるだけです。しかし、この登録会非常に重要なんです。ここでの対応により、派遣会社からの仕事紹介率が大きく変わってきます。 なぜなら、この登録会のあなたの対応・テスト結果などはすべて派遣会社のデータベースで管理されているからです。 希望の仕事につける可能性を増やすために登録会の内容と対策をご説明していきます。

派遣登録説明会の予約方法

派遣登録説明会は登録したい派遣会社のWEBページから派遣登録会予約を行います。予約内容は会場と日時を指定します。 または派遣会社の仕事を総合的に紹介しているサイトから仕事応募をした場合は、その仕事を応募した派遣会社からあなたに登録会の参加依頼と日時確認の連絡が来ます。

必要な持ち物

登録会の際に必要な物は原則印鑑と身分証明書です。しかし、派遣会社により必要な物が異なり、銀行口座を確認できるもの、証明写真、履歴書、職務経歴書なども持参する必要が有るため、事前に派遣会社に確認するようにしましょう。

登録説明会参加時の服装・髪型

女性 ・スーツまたはジャケット着用(ブラウスとスカートといったコーディネートも可) ・ヒールが高すぎない手入れされた靴 ・ナチュラルなメイク ・落ち着いた髪色で適度なアレンジ ・ピアスやネックレスなどの装飾品は極力外す 男性 ・スーツでネクタイ着用 ・ひげは剃る ・黒髪で清潔感がある髪型 ・革靴 ・ピアスやネックレスなどの装飾品は着けない これじゃ面接と一緒じゃないか!と思いましたよね。 はい、ほぼ面接です。なぜなら派遣会社はお客様である派遣先企業に自信を持って人材を紹介しなければなりません。 そこで判断できるのは自社(派遣会社)での就業実績か登録説明会での評価しか無いんです。 したがって、登録する派遣会社での就業実績がない段階では、登録説明会での評価で紹介できる人材を選択していきます。 面倒かもしれませんが、ここをしっかりやるだけで時給が高い仕事が紹介される確率が高まりますので頑張りましょう! もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。 >>派遣会社の登録会にふさわしい服装|男女、職種、季節ごとに徹底紹介

登録説明会の流れ

派遣でのお仕事の流れの説明

はじめにコーディネーターより下記説明があります。
  • お仕事の紹介から就業までの流れ
  • 派遣先での勤務時の注意点や仕事マナー
  • シフト制の就業先での申告方法
  • お給料の日時・受取方法
  • 派遣会社の福利厚生・サービス
ここで不明点があれば質問してください。説明に関する書類も渡されますが、人材派遣会社によっては書類の持ち帰りNGですので、説明の中で重要な事は自分の持ってきたノートに書くようにしましょう。

プロフィール登録

登録会の会場であなたのプロフィールを入力していきます。 入力内容は氏名・住所・電話番号等の基本的なことからこれまでの経歴を入力していきます。 事前に派遣会社のWEBページでも登録することも可能です。時間の節約にもなり、ゆっくりと経歴を確認しながら登録することが出来ますので家で登録することをおすすめします。

適正テスト(スキルチェック)

適性テスト(スキルチェック)の内容は主にPC操作とヒューマンスキルが行われます。 PC操作テストは以下項目です ・タイピング速度・正確性 ・Excelスキルチェック(入力からマクロまで) ・Wordスキルチェック ・PowerPointスキルチェック ・計算問題 ・一般常識問題 特にタイピング速度やExcelスキルチェックは重要です。あなたが一般事務やOA事務を希望している場合はこの2つのスキルが低いと希望の条件での紹介は非常に難しくなります。 Excelのバージョン(2007や2010など)が普段あなたが使っているものと異なる場合もあります。派遣会社に事前にテストでのExcelのバージョンを確認するようにしましょう。 無料タイピングやExcel操作を教えてもらえるサイトも有りますので、しっかり対策を取りましょう。 無料タイピングサイトe-typing 無料Excel学習サイト:初心者のExcel学習入門 ヒューマンスキル(心理テスト)は「こういった場合あなたならどうする?」のような問題が出され、選択式で選んでいきます。 派遣会社が仕事を紹介する際はこのヒューマンスキルもチェックしますので、真面目に答えるようにしてください。

派遣会社社員との面談

テストが完了するとコーディネーターとの面談となります。コーディネーターとは派遣会社の社員で、この場ではあなたと派遣会社との窓口となります。 会社によりコーディーネーター以外の呼び方もあります。 コーディネーターとの面談内容は自身で入力したプロフィールをもとにこれまでの経歴の確認、希望する職種・条件そして今後あなたが目指していきたいキャリアが確認されます。 希望しない職種や条件はしっかり理由をつけて、面談の際に説明してください。(腱鞘炎でキーボードを打ち続けることが出来ないため、データ入力作業は希望しないなど) ここまでの面談の中であなたの経歴にあった仕事が紹介されることもあります。 派遣のことで不安なことがあればコーディネーターに聞いてください。親切に教えてもらえますよ。

人材派遣登録説明会ではどんなところを見られている?

最初に話したとおり、登録会の内容は全て人材派遣会社のデータベースに登録されます。 もちろんプラスの評価もマイナスの評価も記録されますが、データベースにマイナスの評価が残ると仕事紹介の確率が減ります。 あなたの行動がチェックされているところを説明しますので、しっかり記憶しておいてください。

登録会・面談チェック項目

  1. 予定時間までに会場に到着したか
  2. 身だしなみに問題ないか
  3. 敬語または丁寧語を正しく使えるか
  4. 名刺を受け取る際に正しく受け取れるか
  5. 目を見て話せているか
  6. 適宜笑顔を取れているか
  7. 面談時に足を組んでいないか
  8. 面談時に肘をうっていないか
  9. 偉そうな態度を取っていないか
  10. 仕事に対する責任感・意欲があるか
  11. 挨拶ができているか
驚きませんでしたか?実はこんな些細なことも見られているんです。会社によってはもっとチェックしているかもしれません。 何を見られているかわかったら対策は取れますね。登録会・面談の対策を説明していきます。

登録会・面談チェック項目の対策

1.予定時間までに会場に到着したか 電車の遅れなどにより意図せずに遅れてしまうかもしれません。15分前には会場付近に到着するようにしましょう。 もし遅れてしまう場合は、予定時間前に遅れることを連絡し、到着したら再度謝罪してください。 遅れたことに連絡・謝罪が無い場合は記録に残され、約束が守れずに謝罪も出来ないとして仕事の紹介に不利になります。 2.身だしなみに問題ないか 服装・髪型で説明した通りの服装で行けば問題ありません。 3.敬語または丁寧語を正しく使えるか 人によっては派遣会社の社員の方を見下す方がおり、敬語や丁寧語を使わずに話してくる方もいます。 このような方は派遣先でも問題を起こす可能性が非常に高いため仕事の紹介はありえません。 敬語がはっきりわからなくても丁寧語で話せれば十分です。自身を持って話してください。 4.名刺を受け取る際に正しく受け取れるか コーディネーターから名刺を渡されますが、名刺を受け取るときは席を立ち、両手で受け取り、一言「頂戴します」と言ってください。 これが出来る方は少ないので、出来た場合はプラスになります。 5.目を見て話せているか コーディネーターと話すときは目を見て話してください。恥ずかしい場合は相手のおでこをみるようにしましょう。 6.適宜笑顔を取れているか 面談中にずっと笑顔がない場合はコミュニケーションが円滑に取れない可能性があると見られます。 緊張で笑顔を出すことが難しいとは思いますが、挨拶の時だけでも笑顔でやるようにしましょう。 7.面談時に足を組んでいないか 無意識に足を組まないように手を膝の上に置きましょう。 8.面談時に机に肘をうっていないか 無意識に机に肘を打たないように手を膝の上に置きましょう。 9.偉そうな態度を取っていないか 3と一緒ですが、偉そうな態度をとられる方がいます。このような方には仕事の紹介はありえませんので謙虚にしましょう。 10.仕事に対する責任感・意欲があるか 面談時に「楽な仕事がいい」や「責任がない仕事がいい」などの発言は禁止です。誰しもそのような希望はありますが、ここでは我慢して発言しないでください。 仕事をしている時点で少なからず責任は発生します。 その発言の時点で、あなたには本当に楽な仕事・責任が少ない誰でも出来る単純作業しか紹介されなくなります。 11.挨拶ができているか これは基本ですね。「初めまして」「よろしくお願い致します」「ありがとうございました」。いつも通り緊張せずにしっかりやりましょう。 しっかり登録説明会対策をとり、やりたい仕事を紹介してもらえるようにがんばってください!
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